たくさんのタバコ

チャンピックスがあれば禁煙は簡単?

ライター

喫煙者のうち約7割はニコチン依存症だと言われており、依存性は麻薬に近くタバコから離れることは非常に困難とされます。
ニコチン依存症の理由は簡単で、タバコを吸うことで体内に吸収されるニコチンが、血液から脳へと到達し、ニコチン受容体に結合すると刺激を送り快楽物質となるドパミンを放出します。
このドパミンは快楽や安心感を生むのですが、ニコチンの結合できる時間がおよそ30分~1時間と短く、すぐに消失してしまうために精神的な落差が発生し、脳が再びニコチンを欲求するようになります。
1度や2度では依存性は認められませんが、繰り返しタバコを吸うことで辞められなくなり、最終的に依存症へと発展してしまいます。
禁煙外来で処方されるチャンピックスは、ニコチン依存症のメカニズムに対応した作用機序を持ち、有効成分であるバレニクリンがニコチン受容体に結合できるようになっています。
また、結合半減期が24時間と長く取り付くことから、1度の服用で1日はニコチンが受容体に結合することを防ぐことができるようになっています。
加えて受容体に微弱な刺激を送り、少量のドパミンを放出させることで禁煙によるイライラなどの離脱症状を軽減できるようになっています。
このことから、タバコを吸った実感が湧かなくなり、満足感が得られないことで禁煙へと導くのがチャンピックスの作用機序となります。
治療薬を飲むだけで禁煙ができるので、現在出回っている禁煙補助剤の中では非常に効果が高く、手軽に実行できるのが特徴です。
ただし、全ての人に効果があるとは言い切れず、ヘビースモーカーの人では少量のドパミンの放出では満足できずに、再喫煙してしまうということも少なくないようです。
最終的には自分で喫煙を抑えるという意志が必要になるため、チャンピックスはあくまでも補助剤として利用するのが正しい方法です。

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